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執筆者の写真soyomi-shou

医療現場ルポ~医師のおしごと

ただいま、看護師の仕事の現状を、サービス利用者としてリアルタイムで体験中です。

看護の現場ルポを書いておりますが、今日は、医療現場に焦点を当ててみたいと思います。

先日、無事に私のドレーン(管)が抜けました。

ドレーンを抜く時は、何も感じないんですよ。50センチくらいあるんですが、それが、体内から、ツルツルッと抜けます。ですが、痛いのは、ドレーンを止めてある糸を、皮膚に縫い付けてあるので、これを抜糸しないと、ドレーンは抜けません。

この抜糸が、痛いかどうか、ってことくらいですね。

私の場合、この抜糸も、超痛かったのですが、これ以上に、いや、今までで最高に痛いことが・・・

(若い)医師が、私の右側に立ち、左手に鑷子(ピンセット)、右手に剪刀(はさみ)を持ち、抜糸をしました。抜糸の時は、鑷子で糸を持ち上げて、剪刀で切るだけです。

ですが、この医師、何と、私の腕に左肘をついたのです!!

なぜって、鑷子ではさむ時に、ふらつかないように、手を固定しないといけないから。

目ん玉、飛び出ました・・・涙出た・・・

若かろうが、年取ってようが、そもそも患者に肘をつくこと自体、医療者としてあり得ません。

患者に肘をつくこと自体、人間扱いしてないということ・・・傷しか見ていない、モノということですよね。

しかも、力をかけるなど、もっとあり得ない。

医師の職務とは、傷を治すことではありません。医師法にも

第一条  医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

と書いてありますよ。傷を治すだけではなく、それによって、その患者の健康な生活がどうなるかまでを考えるのが、医師の職責です。だから、最近は、患者のQOLを考えて、いろいろな治療の選択幅が出てきているのです。

あの肘の付き方は、高齢者であれば、骨折していたかもしれませんね。一瞬ですが、体重が肘一点にかかりますからね。

そして、残念なのは、看護師というのは、患者の擁護者(代弁者)であることが役割なのですが、この抜糸の場に、看護師は、同席していなかったことです。本来は、同席しないといけないはずですが、医師に任せっぱなし。もし、同席していれば、私が悲鳴をあげる前に、看護師がとめていたでしょう。

医師の教育、ちゃんと人間教育をしてもらいたいものです。

このような医師は、私のところへは以後、出禁です。私からの信頼度は、もともと低かったですが、奈落の底に落ちました。その医師の上司にも、折を見て、チクります。これは、私には許せないです。

こういう時に、是非、看護師には擁護者としての役割を、発揮してほしいのです。決して、医師と対立構造をつくろうと言っているのではなく、調整役でもあります。

そんな活躍のできる看護師を、私は応援する活動を、これからもしていこうと思うのでした。

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