top of page
  • 執筆者の写真soyomi-shou

看護の現場ルポ~安眠妨害となる慣習

ただいま、看護師の仕事の現状を、サービス利用者としてリアルタイムで体験中です。

看護の現場ルポを書いてみたいと思います。

ただ今、私はドレーン(管)が入っておりますが、看護師は、その排液量や性状の観察をするのも、大事な仕事のひとつです。ですが、その排液量を24時間ごとに観るため、いつバッグ(袋)から空けるか?という問題があります。

問題

1.朝6時

2.朝9時

3.昼12時

4.夜24時

間違いは、4.の夜24時。

そんな時間に空けたら、患者がいちいち起きちゃうでしょ?

私は、おかげさまで、このところ、毎晩24時に起きてしまい、2~3時まで眠れず、また明け方、うとうと、という変なリズムになってしまっています。

もし、24時に空けている病院がありましたら、それが絶対そうでないといけない必要性を考えてみてほしいものです。

必要性・・・ないと思いますよ。

単なる日付変更線だから、自分たちが計算しやすい、というそれだけのことだと思います。特に、電子カルテの場合、日付変更線で、入力欄が変更となるので、見やすいからでしょう。

でも、そんなのは、組織内でルールを決めておけばいいことなので、朝6時絞めでも、全く問題ないと思います。

おそらく、点滴も、24時に絞めていますよね。だから、そういう患者さんは、夜24時付近になると、看護師が来て、点滴を替え、尿のバッグを開け、あるいはポータブルトイレの中を確認し、ドレーンを開け・・・なんていう、バタバタをそばでされてしまうわけです。

看護師自身が、患者の安眠妨害してどうするんでしょうか。

若い新人だって、入職しているはずなのに、なぜ、この慣習に疑問を思わないのか。その方が私には疑問です。

確かに、私も臨床で勤務していたころには、24時絞めをやっていました。でも、嫌でしたよ。患者さんが起きてしまうので、どうやったら、起こさずにできるだろうか、と考えたものです。絞めの時間を変えたらどうか、ということも言ったことはありますが、院内で統一しないといけないから・・・と言われたまま、日にちだけが過ぎていきました。

多勢に無勢です。

ですが、今は21世紀。6時絞めにしている病院もたくさんあります。

20世紀とは明らかに状況も違いますので、もう少し20世紀型の業務から、変えてもいいのになぁと思います。

でも、それに対する起爆剤は、慣習に対しての疑問。慣習に対して、何の疑問も思わずに、ただ歴史を繰り返していては、何ら変わらない。

そんな業界だと、やっぱり、ナース.〇epperの誕生も、それほど遠くないと感じてしまいます。

看護師の判断力、これからの時代、さらに求められますし、重要です。是非、一緒に考えていきたいと私は思います。

閲覧数:150回0件のコメント

最新記事

すべて表示

久しぶりの学会参加

本当に本当に、ン年ぶりに学会へ参加してきました。(@金沢) 今回は、発表もしました。 詳しくは、こちらへ↓ https://soyomi-shou.hatenablog.jp/entry/2019/12/01/233933

あらためてブログ再開設

ブログを再開設して2週間あまりが経ちました。 https://soyomi-shou.hatenablog.jp/ あらためまして、お知らせいたします。 是非ともアクセスをよろしくお願いいたします。

bottom of page