ただいま、看護師の仕事の現状を、サービス利用者としてリアルタイムで体験中です。
看護の現場ルポを書いてみたいと思います。
ある看護師の仕事には、常に同じ雰囲気が感じられます。
それは・・・
とにかく、何もかも早く終わらせて、早く帰りたい
業務開始から、その雰囲気ぷんぷんです。
例えば、夕食が18時5分に配膳されたとしましょう。彼女は、18時25分にならないうちに、私のところへ来て、
「食べ終わりましたか?」
と聞き、
(これじゃあ、ゆっくり食事も味わえない・・・)
矢継ぎ早に
「薬の袋、もらいます」
と続けます。
ちょっとちょっと・・・
いくら夕食後の薬とはいえ、翌朝まで12時間以上あくんだから、寝る少し前に飲みたいのに、彼女にそれを許してくれる余地はなさそうです。要は、私が飲んだことの事実ではなく、空パッケージがあればいいだけなので、別のところに薬を取り置き、空パッケージを入れ物にいれておきました。
さらに、彼女がしでかしたこと・・・
最初に私のところへまわってきて、バイタルサイン(体温や血圧など)を測定すると思いますが、血圧計を私の横に置いただけで、体温やら脈拍をパルスオキシメーターで観て、そのまま、血圧計を片付けて、去ろうとしました。
「今日は血圧はいいんですか?」
と聞いてみたところ、
「はい、〇〇/〇〇ですよ」
と言ったのです!!
え?測ってないけど・・・。
私、そんなに忘れっぽくなっちゃった???
すると、驚愕の発言が返ってきました。
「あ、これ、違う人のだった」
えーーーーーーーーーっっっっっっ!!
あの・・・私、この体験は、さすがに初めてです。
これって、患者取違いミスです。
おそらく、彼女には、そういう認識はないので、表ざたにはならないでしょう。
私は、看護師として、この件については、許容範囲を超えています。もちろん、チクったりはしませんけど、彼女に対する私の信頼度は、奈落の底に落ちました。もう復活することはありません。
ご高齢の女性患者に対しても、あまり歩行ができないので、ポータブルトイレを使われていますが、廊下中に響くような大きな音で、
バンッバンッ
と片付けます。そして、場所を移動するときには、床を引きずります。
ギギーッ
あぁ・・・聞いてるだけで、具合悪くなる・・・
デリカシーなさすぎです。
彼女は、とにかく、早く帰りたいんです。終わらせたいんです。
患者を厄介者扱いするのであれば、来てほしくない看護師です。
ですが、そんなに仕事、おもしろくないんだぁ・・・と思うと、これまた、気の毒なことです。
もっと仕事にワクワクしてみませんか?私、いつでもサポートしますけど、と心の中で呼びかけている私でした。